1968年、黒人警官デレク・ストレンジは己れの職務をまっとうしていた。

保育士を辞めてしまった29歳の由真の遊び友達は、フリーカメラマンのハツモ。はっきりいってイケてない。

かけがえのないものを失ったために、最愛のものを守りつづけるために、愛情は狂気にかわる。

不死身のイケメン探偵が疾走する。人気絶頂新鋭が放つ、新ヒーローを見よ。

かつて狙撃兵として国のために戦った男がふたたび立ち上がる。愛しい人を守るため囚われた過去へ銃を撃つ。

命がけのゲームのために監禁された男女5人。

環境会議の会場となった古城近くで発見された人骨。

絢部あかりが勤めている老舗の和菓子店“福桜堂”。

リョウ、二十歳の夏。

雄大な桜島を一望する鹿児島市の城山公園で、若い女性の他殺死体が発見された。

これほどまでに心を揺さぶる“純愛”があっただろうか── 誰にも言えなかった たった一度の恋。

『硝子のハンマー』(日本推理作家協会賞)から4年。弁護士・純子&防犯探偵・榎本、堂々のカムバック。

ホリーは朝のシリアルのように健康で、石鹸やレモンのように清潔、そして少しあやしい、16歳にも30歳にも見える、自由奔放で不思議なヒロイン。

1966年夏、ビーチ・ボーイズが発表したアルバム『ペット・サウンズ』は、現在までに総計900万枚を売上げ、ロックの歴史を変える名盤となった。

頂点まであと一歩と迫り、権力に執着する男。過去の亡霊に怯えはじめる母。

大病院の経営者を親に持つ若き大蔵省キャリア・崇。次の総裁候補とも言われる大物政治家の長女・尚子。

お前んち、いっつもええ匂いするのう。おばあちゃん、夫(おじいちゃん)失踪中。

仙台駅駅裏へと続くX橋。その路地にいつも立つ街娼がいた。

少年真人から晴香に届いた手紙。長野・戸隠へと向かう八雲たちを待ち受ける事件とは!?「脳内映像」ミステリー。

驚異と幻想の地誌学と謎めいた世界観、生理的な恐怖と精神的な恐れや畏れ…それらを精妙につなぎ合わせる超絶の筆さばき。

言葉にできない不安感。おさまりのつかない気持ち悪さ。

二十八のいま、輝いて見えるものなんか、なにひとつない。

姉とその娘が大阪からやってきた。三十九歳の姉は豊胸手術を目論んでいる。

精神科医テスの患者が、次々と謎の自殺を遂げた。捜査にあたる刑事のエイダンは、何者かの手で自殺に追いこまれたと断定する。

伝統ある男子校セント=オズワルド校で不可解な事件が次々と起きる。

鴻巣求一は、ついてなかった。出

ジョウントと呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。

地方都市の映画館でアルバイトを始めた恵介。

人種差別がいまだ厳しいアメリカで、黒人大リーガーとしてブルックリン・ドジャースに入団し、注目を集めるジャッキー・ロビンソン。

外資系投資会社のファンドマネージャーである麻生貴志は、年収2千万を稼ぎ、美しい妻・志緒理と1億4千万のマンションを購入する予定を立てていた。

深夜のバー。小学校クラス会の三次会。

アメリカ人よ、殺されたくなければ基地を廃棄し、沖縄から出て行け。返還前夜の市民感情に斬り込んだエンターテインメント巨編。

沖縄の憎悪は熱波の底に沈殿し、くすぶった炎を煽り続けていた。現代史の暗部を抉り出した馳ワールドの新境地。

姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。

編集者の田中聡とライターのさとうゆうは幼なじみで、いまは東京に住んでいる。

“BSグループ”は一カ月のうちに二人の代表が死去するという非常事態に陥っていた。

あたしはステファニー・プラム。裁判と保釈金をぶっちぎる不届き者を捕まえる、バウンティ・ハンターをしている。

大作家にだまされた女の復讐劇、昼食会の料理で呼吸困難になった男の理由、愛車を盗まれた依頼人に一矢を報いた私立探偵、店頭の毒物混入事件の真犯人は?過激なセックスに溺れた堅物の弁護士の悲劇、八歳のときから悪の道に入った男、真人間をめざしたが…英国推理作家協会ゴ

佐倉聖は21歳の大学生。腹違いの弟を養うため、元大物国会議員・大堂剛の事務所で事務員として働いている。

パソコン・オタクの高校生キュウが、偶然見つけたオンラインゲーム。

一流商社を中途退社した畑中は、老舗ホテルのハウス・ディテクティブとして第2の人生をはじめたが、その矢先、ホテルの犬飼社長がジョギング中に誘拐されてしまう。

『ブルートレインで行く、九州三泊四日の旅』の下見で大分・由布院温泉に出張した美代川麗子が、偶然殺人事件の死体を発見した。

捜査願が出されていたヤミ金融業者が、横浜の運河で他殺死体となって発見された。ルポライター浦上伸介が取材に乗り出した。

舞台は、ドイツの深き森のなかにたたずむ古城。なんと、その城は奇怪にも「あべこべ」に建っていた。

港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ―。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガン。

私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない…直木賞作家が贈る8つの連作小説集。

アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構の若き警察官高木史朗とミステリアスな女性陽子は運命の恋に落ちた。

西の辺境の地・蘭坊の知事をつとめるディー判事のもとに、またもや奇怪な事件が持ちこまれた。

「熱い消防馬鹿なんか真っ平御免」と言い放つ、二十歳の新米消防士・大山雄大。

「熱い消防馬鹿なんか真っ平御免」と言い放つ、二十歳の新米消防士・大山雄大。

結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。

博多のライブハウスで宿命的に三人は出会った。地元のスター修吉に挑みがかった一矢のギター。

小説家を夢見る小早川嗣利は、運命の赤い糸を感じ、広子と結婚。

駿河湾でミュージカル女優の絵梨子とクルージングを愉しんだあと、釣部渓三郎は思わぬ大物を釣り上げる。

東京駅近くの会社に勤務するサラリーマンの本間。八王子から中央線で通勤する彼は、電車内で若い会社員の中村と知り合う。

瀬戸物屋の主・文造が何者かに襲われ殺された。

見習い同心の暮らしにもようやく慣れた御三卿・田安徳川家の十一男の徳川竜之助。

一九世紀半ばのカナダ。平和な入植地で罠猟師が殺され、同時にひとりの青年が行方不明となった。

今度の舞台は、アメ横だ!失踪した相棒を捜すダンサー。嫌がらせに悩むヤクザ。

先住民の血をひくガイドの助けによって、ロス夫人は北欧からの移民が住む奇妙な集落にたどりついた。

海沿いの王国・ガーダルシア。 トトと呼ばれるその少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋・サルバドールに生まれた。

深夜の駅。人気のないコインロッカー。

パルスに感染したことで一変した福原駿介の人生。

「僕はバーチを愛しています。

「まるで不作の生大根をかじっているようだ」さんざんにもてあそばれた挙句、罵られ捨てられたお松は、偶然出会ったその男、煙管職人の勘蔵を絞殺してしまった。

マレーシアで静養していた傭兵・藤堂浩志を襲った謎の集団。

燃え盛る炎の中で提琴を奏でる少年、近くに佇む人魚―北原涼子の幼少期の記憶は夢か現か?あの日の少年に似た少女と運命的に出会った涼子は、真相へ近づこうとするが、それを妨げるかのごとく彼女の身に不気味な出来事が降りかかる。

お台場にあるテレビ局が、72時間テレビ生本番の最中に、正体不明のグループにのっとられた。劇場型犯罪に翻弄される警察。

修道院を離れ、赤羽たちが共同生活をおくる「悠久寮」に身を寄せる教子。

モディリアーニやスーチンら、悲劇的な生涯を送ったエコール・ド・パリの画家たちに魅了された、有名画廊の社長が密室で殺されるが、貴重な絵画は手つかずのまま残されていた。

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。

女流カメラマン千沙が、古都金沢をテーマにした写真集でデビューする直前、相次いで事件が起こった。

大学の同窓会で七人の旧友が館に集まった。

オホーツク海を見下ろす宗谷岬に傾斜して建つ奇妙な館―通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にその館でパーティが開かれる。

馴染んだ毛布とともに、2泊3日だけ我が家に 「ブランケット・キャット」がやって来る。

八人を惨殺した残酷非道な殺人鬼が、判決を聞き、恐怖のあまり言葉を失った。

坂の町、麻布。大黒坂を上って、一本松のところで出合う坂に暗闇坂がある。

桐村彬は、南極で物資輸送に携わるパイロットだ。チリ有数の富豪である日系実業家シラセが南極基地で負傷。

『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。

ある朝、勤勉な主婦・文枝は何もしない女になっていた。家事一切はもちろん、パート仕事にも行かず、一日、家にいるだけ。

シチリアマフィアのドンの息子・ガルシアは、家族を皆殺しにされ、東京へと逃げ延びた。新宿で凄絶な抗争を生き抜いたガルシア。

鳥取砂丘に出現した神秘の湖で、アマチュアカメラマン・三谷は、女性の絞殺死体を発見した。

歴史小説の巨人・飯嶋和一の文庫最新刊！ 江戸寛永年間、栄華を誇った海外貿易都市・長崎に二人の大馬鹿者が生まれた。

大戦末期、日本全土を空襲し続けるB29を撃墜すべく極秘に開発された日本陸軍の最新秘密兵器・怪力光線砲。

警察がでっちあげた証人とお粗末な科学捜査により、ロンは死刑判決を下される。12年にもわたる過酷な刑務所暮しがはじまった。

1982年、オクラホマの小さな町で21歳のウェイトレスが何者かに強姦され殺された。

昭和五十三年、初夏。建設大臣の孫の誘拐事件を追って、雛見沢村にやって来た公安の新米警部・赤坂衛。

嘘をつかずにはいられない、その上その嘘が天才的にうまい。

蝶の撮影で海外に出かけたきり、10日間も音信不通だった写真家の父が帰ってきた。

テレビ局に勤める早川俊平はある日公園で耳の不自由な女性と出会う。取材で人の声を集める俊平と、音のない世界で暮らす彼女。

海峡を目の前に見る街に代々続く旧家・桜井家の一人娘梅代は、出戻ってきた娘の美佐子と、幼稚園児の孫娘の三人で暮らしている。

「丹那殺人事件」犯人あて懸賞版を初復刻。単行本未収録「呪の仮面」他、随筆を集成。

「十六歳だった。あのひとに出会うまで十六年もかかってしまったという気持ちは、後悔に少し似ている―」。

人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件＜河内十人斬り＞をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。

今日から僕らが「人間機雷」!? カッコ悪いのはいやだ。意味のない死なんて、馬鹿げてる。